こんにちは。
まゆみです。
大阪の北新地でホステスをしています
ホステス歴は15年以上でして、この業界で酸いも甘いも経験してきました
また、お店の女の子がトラブルに巻き込まれた時の相談もたくさん受けてきました。
お店とホステスの間の最大のもめごとの一つにホステスの退店があります
目次 (タップすると各当項目に飛びます)
女の子がホステスを辞めたいと思う主な理由
- 好きな人ができた
- お酒で身体を壊してしまった
- 歳をとったのでそろそろ卒業したい
- お店が超ブラック
ホステスを辞めたい理由①:好きな人ができた
ホステスをしている時にあなたに彼氏ができたら、9割くらいの確率で彼氏から「辞めてほしい」と言われます。
あなたも、自分のために苦しんでいる彼氏の姿を見て心苦しくなりホステスを辞めたいと思うでしょう
2人の付きあいが本当に真剣なら、お店も喜んであなたを送りだしてくれるでしょう
お店が女の子が退店してしまう時に心配になるのは、女の子がその店のお客さんを次のお店に引っ張っていかれることです。
なので、あなたが結婚してホステス業界自体を去るのなら、今のお店もあなたをライバル視せず気持ち良く送り出します。
結婚前提に付きあっているのにあなたが退店するのを止めるお店はないでしょうから、上記の理由での退店の場合はすんなりと辞める事ができるでしょう
ホステスを辞めたい理由②:お酒で身体を壊してしまった
ホステスのビジネスは下記の時に売上が上がります
- ①お客さんが来店された時
- ②お酒のボトルが下りた時
なので、必然的にボトルを空けたいというオーナーからの無言の圧力があります(笑)
責任感の強いホステスは、どうしても飲みすぎて身体を壊してしまう傾向があります
お店からは圧力を感じる、でももう身体がお酒を受け付けなくなった...
そんなジレンマに陥れば、誰だって辞める事を考えますよね。
あなたは自分の身体の状況を正直にお店に伝え、それでも、あなたの身体を心配しないお店は辞めた方が良いです。
他にも良いお店はいっぱいあります
ホステスは日雇い労働です。
身体を壊した挙句、「明日から来なくていい」なんて言われたら誰のために身体を壊したのか分かりません
仕事なんて、お店のために働かなくて良いと思います。
自分のために働くべきなのです
ホステスを辞めたい理由③:歳をとったのでそろそろ卒業したい
ホステスの業界は、若いと有利です。
全てのお客さんが「女の子は若ければ若いほど良い」とは考えてはいませんが、お席に「華」を添えるという意味で、若い女の子はお店にとって大事な存在です。
逆に歳を取ればとるほど、ヘルプとして使ってもらえる機会が減り、自分の力でどうにかしてお客さんに来店してもらってお金を落としてもらわないといけなくなってきます
その責任を肩の上に重く感じてくると、「そろそろ世代交代だな」と感じてくるようになります
シンドイと感じるなら北新地を卒業する旨を伝え、お店に退店届けを出しましょう
ホステスを辞めたい理由④:お店が超ブラック
私たちの業界も昼間の会社と同じく、ホワイトなお店もあれば、ブラックなお店もあります
どう考えても達成不可能なノルマをかけてきたり「お客さんがある時だけ、出勤してね」とか急に意味のない出勤規制を始め、女の子から搾取するだけのお店もあります。
私は運よくそのようなお店で働いたことはありませんが、そのようなお店に在籍していた女の子から相談を受けた事があります
こういうお店は辞めるのも大変ですが、一日も早く退店しないと自分が摩耗するだけになります
努力しているのに、給料は可哀想なほど少ないです。
図々しいお店に対しては、こちらも図々しいくらいの気持ちで戦わなければ良いように利用されるだけです
こちらが強い態度に出ないと、舐められるだけなんで。
不当な扱いをしてくるお店に対しても、何も恐れる事はありません
ですがそういうお店は、こちらが辞めると言った瞬間に脅し始めたり、色んな理由を付けて最後の最後まで搾取しようとします
お店ともめがちな退店理由
上記に、あなたがホステスを辞めたくなる主な理由を書きました。
どんなお店も、あなたが退店届を出せば多かれ少なかれ引き留めようとしてきます。
ですが、あなたに仕事より大事な人ができたり、そろそろ卒業したいなと思い始めたのなら辞めたい理由をしっかりと伝え、お店側も納得したら最後には円満退店できます
ただもし、あなたが働いているお店がブラックであれば、退店の際にもめることになります
お店側は、最後の最後まであなたから搾取したいので、色んな言いがかりをつけてできるだけ長く居させようとします。
そのような事になった場合、できるだけ傷を浅くして退店する方法を書いていきますね
傷を最小限にとどめる退店の仕方
お店で働く権利はあなたの手の中にありますし、お店を辞める権利だってあなたの手の中にあるはずなのです。(本来なら)
それでも、色々理由を付けて、あなたが店を辞めさせないようにするお店に対しては、法律を盾に使うと良いです。
あなたが一言「労働基準監督署に相談します」と言えば、たいていはすんなりと辞めれます。
私の友達は運悪くブラック店に勤めてしまい、彼女が辞める意思を伝えた後、急に店が態度を変え脅しにあったようです
そこまで脅してくるお店はおかしいから、私は彼女に「労働基準監督署に相談させてもらいます」とお店側に伝えるようにアドバイスしたのですが、彼女は色んな事に怯えまくっていました。
そこまで追い込まれているのなら、どちらにしても店とあなたの関係は長続きしません。
仕事はお互いが気持ち良く働くべきです
自分でお店に退店意思を伝えられないのなら、今は「退職代行」というサービスがあります
多少は、お金がかかりますが、一日も早く辞めて一日も早く新しい職場でスタートを切った方が建設的です。
退店を決める前に準備しておくべきこと
退店の強い意思を持つために、何かしら勉強して稼げるスキルを身につけておきましょう
私はwordpressブログの立ち上げのスキルはあるし、英語も話せます。
水商売を完全にできなくなっても、生きていけるように準備はしています
あなたがお店に退店意思を強く主張できない時、あなたの方にも問題がある場合もあります
「定期収入がなくなったら、生きていけるのだろうか」
生きていくことに自信がなく不安で、お店に強く退店を言えない人もいます。
そういうタイプの人は「スキルが無い私が稼げる仕事は水商売しかない」と視野が狭くなっている可能性があります。
世の中にはたくさんの種類の仕事があるし、水商売以上に稼げる仕事はいくらでもあります。
むしろ今は水商売はハイリスク・ローリターンの仕事になりつつあります。
水商売だけが、生きる道ではありません。
誰かに頼りたくなるのは分かりますが、誰も最後は助けてくれません
自分自身を守れるスキルを武器で持つべきと思います
あなたが今ホステスの業界にいようが他の業界の人であろうが、一寸先は闇です。
いつでも、自信を持って新しい業界に転身できるよう、早いうちからスキルを磨きましょう